熟練の技術、柔軟な開発力で各種弁の製造・メンテナンスを行う株式会社 利昭工業

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利昭のモノづくり

現場判断が多いメンテナンスの仕事。
リスクはあっても、やりがいを感じることも多いですね。

 入社前は大手企業の派遣技術者でした。その仕事は「言われたことをやる」だけで、歯車の一つでしかなくてね。
それが嫌で転職したんです。
今も昔も、利昭は「なんでも自分で考えて動け」というスタンスです。ベストな方法を自分で探して、提案して、補修整備する。でも時間は潤沢にありません。朝トラブルが発生しても午後には直さないといけないですから。スピーディに一番いい案を探す。責任も大きいですけど、うまく稼働して前より向上したとお客様に評価いただけたら、ぐっと大きな達成感を得られますね。
バルブの知識ゼロから始めたけど、長年続けてこられたのは、お客様の反応が支えになっていると思いますよ。

利昭の技術は「広く浅く」。
「バルブ」と名のつくものは、すべてメンテナンスしたい。

 うちの長所は、メンテナンスに必要な部品も作れることです。通常メンテナンス業は修理するか「取り替えてください」で終わるのが主ですが、うちは「部品作ってきます」って言う。「え?作れるの?」「バルブ製造会社ですから」「じゃあお願い」ってね。こういうスタイルって他にはないですよ。
バルブは種類も多いし、一つ一つ奥が深い。でも、うちでは1種類だけに特化した人材育成はしていません。「広く浅く」が基本です。だって、ふとした時にお客さんから聞かれるんですよ。1種類しか知らないと自分が困るんです。
実際「答えられなくて悔しい」と嘆く若手が何人もいます。その気持ちはわかりますよ。僕は「これはできても、こっちはできません」とは言いたくないから、持ち帰って調べてでもお応えします。そしたら「次も頼むわ」とか、違う部署からもお声がかかるようになる。些細なことでも、次の仕事に繋がっていくんですよね。大事にしたいです。

難しい調整をして、蘇らせたときの達成感!
Bestを求めて、もっともっと腕を磨いていきたい。

 僕の仕事は、歯医者さんに近いと思ってます。削ったり埋めたりしながら、元々の歯を大事に使えるように調整する。バルブも一緒。削る部分はなるだけ減らして新品のときと同じくらい性能を残す。補修のためにもう1回盛る。抜いてインプラントするのは簡単ですけど、してほしくない人だっているでしょ。見極めは難しいですけど、私が30分~1時間で直したら、すごく重宝されますね。
通常運転で不具合が出ると、関係者が集まって会議します。みんなが慌ててるときに僕が「こういう案があります」って提案すると「ちょっと止めるからその間に直してくれへん?」と言われる。うまくいくと「おぉ!」ってどよめき立つんです。その瞬間がいいですね。ものすごく、気持ちいい。
22年やってますから、どうすればいいか、ある程度の目筋は立ちます。過去の経験から答えを出すのは早い。でも「それでいいか?」「もっといい方法はないか?」といつも考えるようにしてます。ベターよりもベストの答えを探す。それが技術の向上にも繋がります。これからも、もっと腕を磨きたい、模索し続けるメンテナンスをしていきたいです。そして、お客さんに喜んでもらって「誰がやったん!?」って言われ続けたいですね(笑)