

モノを大事にする姿勢と、
高い整備技術を買われあっという間に35年。

メンテナンスってね、積み木ができないとダメなんです。分解したら最後は元通りにしないといけない。自分たちが資金ゼロから始めてるのもあって、当時から「きちっとした整備をする」が信条でした。お客様はそれを買ってくださったんでしょうね。ありがたいことに、まだ弱小だった時代に、ある大手のお客様が「絶対有益だから」と直接口座を作ってくださってね。それで大きな実績が作れて、毎年売上を伸ばす事業に成長できたんです。それから、徐々に製造にも力を入れられるようになりましたね。
現場が好きだから、今でも自ら営業に回る。
そんな姿勢が、お客様にウケてます。

私、今も現役でセールスしてますよ。「社長が直接営業するなんて!」って驚かれますけどね。もともと組み立てるのが好きだし、現場好きだから。簡単な修理なら自分でやることもあります。
今では私の肩書きをご存知の方も多いけど、昔は全然知られてなくてね。ある日、作業中に出たトラブルで報告書あげることになって「責任者を呼んで」と担当者に言われたんです。「私が聞きます」って言ったのに「いや現場の人じゃなくてもっと上の…」って(笑)「私が社長ですけど」って返したら「えっ?なんで社長が現場で仕事してんの?」って、えらいびっくりされましたよ。いやぁ、あれは非常にやりにくかったですね。
「無理?」を「可能!」と応える製品づくりを。
我々にしかできない技で、業界トップレベルを目指します。

以前、海外からの視察で「very cheap」=規模的に「ちっぽけ」な会社と言われたこともあって、とても悔しかった。社員には、そんな思いをさせたくないんですよ。「どうぞ来てください」って胸張って言える場所がないと、気持ちが萎縮する。だからモノづくりを支えるところが欲しくて、会社を拡大してきた。2016年には堺市に第2工場も建てました。今後は技術をもっと磨いて、業界トップレベルを目指していきたい。「小さな会社だから無理」ってお客様に思われたくない。もっともっと利昭工業の実力をアピールして、うちにしかできない製品を提供し続けたいですね。